新型コロナの影響で開催中止となったオートメッセ2021から1年。節目となる25周年大阪オートメッセ2022が2022年2月11日からインテックス大阪にて開催。プレスとしてメディア参加したJ-AutoShow。各ブースの情報を映像を交えてプレスレポートとしてお届けします。
JUNCTION PRODUCE
第1回オートメッセより毎年皆勤出展のJUNCTION PRODUCE。昨年より開発の様子を密着配信していたY51シーマのフルコンプリートデモカーを公式公開。ブースには新庄監督で話題となったGORDONトライクも併せて展示。オートメッセ名物となっているドレスを纏ったJUNCTIONモデルたちが会場に華を添えた。
K-BREAK
ブース出展を見送り車両出展のみとなったK-BREAK。お馴染みの赤マジェ他、クラウンロイヤル、BeecasブランドよりBabyGangハイエース、JIMRIDEよりカスタムジムニー、カスタム軽トラと幅広いジャンルのデモカーが並べられていた。
total car produce voyage
ドレフェス関西2021全体総合優勝車両のY33シーマとリメイクしたN-BOXを展示。シーマはフェンダーダクトを追加、N-BOXはブリスターフェンダー化にあわせてホイール変更、塗装と大幅なリメイクがされていた。
日産京都自動車大学校
現行シーマSUV化したムラーノとZ33ベースのS30フェアレディZに加えて中止となった前年出展予定だったラコスカ(ラシーン₊ハコスカ)とハコスカの4台を展示。オートメッセ出展車両製作は3年間学び卒業前の最後の1年を費やした本校学生たちの集大成。
製作段階から密着取材を行った出展車両製作の記録を配信しているのでこちらも是非ご覧ください。
https://www.j-autoshow.com/collab/nissan-automobile-technical-college/
SPARK FINE
残念ながらオートメッセ出展辞退となったSPARK FINE。出展予定だった4台を本社に展示する高槻メッセを独自開催。銀影ラスターを纏ったLSとステップワゴン、20クラウン、エスティマが並んだ
編集後記 ・前
1年ぶりの開催となったオートメッセ2022。前回中止となった裏話として、オートメッセ出展にかけた製作者/オーナーたちの悲痛な声をたくさん聞いていた。直前まで開催が確約されず出展辞退が相次ぐ異例のなか、ようやく開催されたオートメッセ。SNSでは一般客らの行かない行けない宣言が溢れ、プレスとしての責任を重く感じた。カメラマン枠を増やし4名体制で参加させて頂くこととなった。
オートメッセの出展車両の撮影配信スタートが2012年。25周年の節目を迎えたオートメッセ、自身の中でも10周年の一つの区切りとなる。オートメッセとは、運営・出展社・オーナー・パフォーマー・コンパニオンと客が作り上げるもの。近年は集大成として展示される出展車両だけでなく、目に見えない製作の過程も配信したいという思いが増していた。そんななか今回縁あって出展サイドで搬入のお手伝いをさせて頂くこととなり搬入設営の様子を垣間見ることができた。
前日朝一番から搬入とブースの設営作業が始まる。搬入口のシャコタン車に優しいとはいえない坂が洗礼のあいさつ代わりに生足組を出迎える。一方で搬入後に車高調整を行うオートメッセベテラン組。ひっきりなしに積車が往来し、YouTube向けの動画撮影を行いながら搬入する出展社も。設営中の手を止めさせるど派手な搬入の様子は、既にオートメッセが始まっているということを告げていた。第1回から毎年出展のJUNCTION PRODUCEのブースエリアには昼を過ぎても人の影はなく、夕方間際にひっそりと展示車両が運び込まれた。
オートメッセ開催当日。開場時間は9時、プレスは8時半から入場が許される。プレスデーのないオートメッセでは唯一ゆっくり撮影ができるひと時。1号館でその雰囲気を噛みしめながら、一般客入場開始のアナウンスが流れてくるのを待った。オートメッセ開場。
編集後記 ・後
オートメッセ2022最終日16時、閉場間際にインテックス大阪の入場ゲートを再びくぐった。大粒の雨の降るなか、3歳半になる車好きの息子を伴った。盛況をみせていた展示場は会場を後にする人たちの余韻を残しつつ閑散としつつあった。
多少のリスクを背負ってまで見せたかったのはオートサロンという車の祭典。展示されている車だけでなくその空気感。映画カーズの中でしか観られないような色鮮やでカッコいい車が並び、子供向けのゆるキャラにも会える。車離れが取り沙汰されるなか、未来のオーナー層を確保するのにオートメッセほどふさわしい場所はない。
職権乱用ギリギリのラインでVIP界のカリスマとオートメッセに華を添えたモデルさんたちと記念撮影。最終日、設営日を入れると4日目の最後の最後。疲労も溜まり体力的に厳しい時間帯にも関わらず快く撮影に応じて頂いた。オートメッセはこのような人々に支えられて開催されている。
コロナ禍の感染拡大の拡がるなか賛否両論が囁かれつつも大阪オートメッセ2022が開催されたことの意義は大きい。2021東京大阪モーターショーの開催が中止となり、自動車メーカーの新車発表の場の代替も担った。オートサロンでは寧ろ往年のモーターショー色を強く感じたが、オートメッセにはオートメッセらしさを随所に感じとることができた。
今回会場に足を運ぶことの出来なかった方々に、コンテンツを通じて少しでもオートメッセを感じていただければ幸いです。
開催に向けてご尽力いただいた運営関係者、出展社、展示車両オーナーの皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。新型コロナが収束し、今後も大阪オートメッセが開催できますようお祈り致します。
記 J-AutoShow Saito